演技をするのは映画の中だけ

映画俳優ジム・キャリーのインタビュー。

昔はイメージングなどのテクニックを上手に使って
仕事の成功に結びつけていたことを
アメリカのTV番組で話していましたが
最近はもっと深まって
エックハルト・トールの教えに強く共鳴したり
目覚めた生き方にシフトしているようです。







＜インタビュアー＞
うつ病で苦しんでいたときがあったそうですね。





＜ジム＞
そうです。長い間
プロザックという抗うつ剤を飲んでいました


よく分からないけど
それでほんの少しラクになれたことも
あったのかもしれない。


でも薬を飲むと依存して
なかなか手放せなくなるものですよね。


僕はある時点でやめました。


「何もかも大丈夫だ」って
ふと気付いたんですね




＜インタビュアー＞
浮き沈みはあったんですか？



＜ジム＞
ありましたよ。
でもアップダウンは穏やかになって

毎日を少し悲観的に生きている
という程度になったんです。


答えはどこにも見つからないんだけど
まぁ仕方ない、という感じだったかな。



職場に行けばニッコリ笑える
でも、人生に軽く失望している

そんな状態でした。






＜インタビュアー＞
でも薬のようなものは
もう飲まなかったんですね。

現在も
何も飲んでいないんですか？




＜ジム＞
何も飲んでいません。

僕はコーヒーさえ
めったに飲まないんですよ


アルコールやドラッグに手を出さないことに
僕はとても真剣なこだわりがあるんです。


だって
人生は本当に素晴らしいのに

クリアな体験ができなくなるなんて
もったいないからね！






（ナレーション）
ジムはスピリチュアリティーを通して
本当の強さを取り戻したのでした。







＜ジム＞
（森の中にある隠れ家に行って）

ここが僕の居場所。
宇宙の真ん中です。

ここでブッダやクリシュナと
いっしょに過ごすんですよ。




＜インタビュアー＞
あなたは仏教徒なの？





＜ジム＞
仏教徒であり
イスラム教徒でもあり
キリスト教徒でもある

何だっていいんです。
結局みんな
同じことを教えてくれているんですから。



僕たちはみんな

愛に満ちた場にいるか
愛のない場にいるか

どちらかなんだ。


たとえば今あなたは
僕といっしょにここにいると
ハッピーな気分にしかなれないでしょう


不機嫌になるなんてぜったいムリだから。
試してごらん



＜インタビュアー＞
もし「ドライヤーになりたい」なんて言ったら怒る？
　　　（↑このジョークは謎です）







（ナレーション）

ジムの信念はとても強く神秘的です。

信じれば奇跡は起こると言っていて
彼自身の人生やキャリアを見れば
それが確かな事実だと納得できます。



しかし
スピリチュアリティーについて熱く語ると
偏見を持たれたりすることも
よく分かっています。




＜ジム＞
だから何だっていうんだい？
言いたい人には言わせておけばいいんです。


僕は僕自身でいたい。


世界には見えない力が存在しているという事実に
向き合おうとしない少数の人々からどう思われようと
僕はまったく構わないよ。





＜インタビュアー＞
しばらく話をして感じたのですが
あなたは本当に感情豊かですね。




＜ジム＞
そう感じますか？



＜インタビュアー＞
ええ、とても感情豊かだと思います。
表情や言葉にもよく表れていますよ。




＜ジム＞
そうですね。
僕はありのままの自分でいることにしましたから。

演技をするのは、映画の中だけですよ