2013/05/24

現実と観念は違う

(エックハルト・トールのレクチャーより)
この会話では病気のことを話していますが
大きなことから些細なことまで
日常のどんな体験にも そのまま当てはまることだと思いますアリス




<質問者>

本当の限界と
思い込みの限界



そして



本当に必要なものと
必要だと思い込んでいるもの




この違いをどのように識別できるか
教えていただけますか?






<エック>

本当に必要なものは
それほど多くないでしょうね。


空気風 日光太陽 食料フルーツ

住居mai服

気候によっては暖房暖炉

そして水水



これらの
人の生存に欠かせないものが
本当に必要なもので


それ以上のものは
本当に必要なものというよりも
また別の話でしょう。





次に「限界」についてですが




もし私が


「次のオリンピックに出場して

 100メートル走で

 金メダルを取りたいなぁ走る金メダル



なんて ふと妄想したとしても
すぐに


「そんなのムリだよねahaha;*


と思い直すでしょう。




これが思い込みの限界なのか
本当の限界なのかといえば


本当の限界ですね笑





極端なニューエイジ思想の人は


「本気で望めば

 不可能なことなど何も無い肉球 モカちゃん


と言うかもしれませんが






それでも私の答えは
「ムリ!!」です笑





このような例は

本当の限界なのか
思い込みの限界なのか

わりと識別しやすいですよね。





でも他の状況では

本当にムリなことなのか


あるいは
刷り込まれた条件付けや教育の影響で
自分の本来の能力に気付けなくなって
ムリだと思い込んでいるだけなのかちらっ


よく分からないこともあるでしょうから


どちらなのか
じっくり感じてみるとよいでしょう。






どのようなことで悩んでいらっしゃるのか
もし具体的に話していただけることがあれば
もっと深くお答えできるのですが
いかがですか?






<質問者>

実は ある病気にかかって


何らかの観念が病気を引き起こしたのだと
理解しようとしているのですが


そのような自分の思い込みが
病気を創っているだけなのか
それとも本当に病気なのか

時々分からなくなるのです。







<エック>

身体的な症状ですか?





<質問者>

神経にちょっと問題があるのです。







<エック>

その症状と関係ありそうな観念が
自分の中にあるように感じますか?





<質問者>

ええ、たとえば

病気のことを考えると
強烈なストレスを感じて
身体がギュっと締め付けられるようで


そんな抵抗が
症状を悪化させているのかもしれません。



時々そんな自分を観察しながら
「考えちゃダメこまったひよこ」と
あわてて言い聞かせたりします。


そんなことをしても
やはり考えてしまうんですけどね笑





<エック>

いまここで体験していることを
受け入れること。



それが最適な対処法だと思います。


いつでも「いまここ」なんですけどね笑






これは「病気」を受け入れなさい
という意味ではありませんよ。



「病気」と言った瞬間
もうそれは現実の体験ではなく
思考が創り出している観念ですからね。






「病気」というものの正体は
他のあらゆる出来事と同じで


「いまここで体験していること」
のひとつに過ぎない。



それが事実なのです。




「病気」という言葉は
思考が創り出している観念です。



あなたがその観念に意識を向けると
その観念は大きく成長していきます。



そして



「病気」

「私は病気...」

「私は病気で苦しんでいる人....」



というイメージが
あなたの中でどんどん膨らんでいくのです風船






「受け入れる」と聞くと

「病気を受け入れるのだ」
と誤解してしまう人もいるのですが

そうではありません。




「病気」というのは実在ではなく
頭の中で創り上げられたイメージに過ぎないのですから。






「病気」なんて存在しないんですよ。



実際に存在しているのは

「いまここで起こっている何らかの体験」

それが現実です。それだけなのです。







たとえ お医者さんが



「これは◯◯という病気ですよ」

「あまり良い状態ではありませんね医者



などと言ったとしても




それでも現実に起こるのは
「いまここの体験」だけなんですから
それだけを受け入れればOKなのです。



そうすると
不快感や痛みを軽減することにも
つながるんですよ。




このことに気付いた上で
治療を受けるといいかもしれません。
治療はまた別の話ですからね。




一般的な病院の治療でも
斬新な治療でも
どんな治療でも良いですよね。



ただ私は「そうしなさい」と
勧めているわけではありませんよ。




すべてはあなた次第なのです。




私は

「これが正しくて
 あれは間違いだ」とか


そんなことを言っているのではないので




何でもあなた自身で
好きなように決めればいいのですよ。









大切なのは
「病気」というイメージを
頭で創り上げないこと。



「病気」という観念と
あなたが体験している現実を混同しないで



「いまここ」の体験
つまり本当の自分だけに
意識を向けるのです。




「病気」という課題を
より深く「いまここ」にいるために
活用してごらんなさいモグラさん

6 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    極論ですが、水と空気と大いなる注がれる愛のみで、生かされますね。他は全て観念だと思います。断食する人は半年でも生きますが、それが飢餓だと思う人は一ヶ月ですね。

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  2. SECRET: 0
    PASS:
    ��greenbirdさん
    何が観念で何が真実なのか
    また その観念の影響でどんな結果になるのかも
    決められた正解はなく人それぞれでしょうが
    この記事の冒頭の会話はそこまでの話をしているわけではないでしょうね。
    食べものも必要ない人の話は何かで読んだことがありましたが
    greenbirdさんもそのような生き方を体験されているなんて
    ビックリしました(@_@)

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  3. SECRET: 0
    PASS:
    ��Asaminさん
    ずっとじゃないです。実験しただけ(笑)あとは聞いた話でーす

    返信削除
  4. SECRET: 0
    PASS:
    ��greenbirdさん
    そうでしたか。やっぱり
    たとえ長期間であっても期間限定の断食と、
    生きるのに食べものは不要、というのは別の話ですよね。
    聞いた話という観念ではなく、自分の実体験としては。

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  5. SECRET: 0
    PASS:
    初めましてお邪魔します。
    2年前、エックハルトトールのニューアースを読み、あまりの面白くなささに寝てしまいました。
    しかし、その1年後(昨年の12月末)もう一度読み返してみると、涙がボロボロこぼれて、何度も読み返してしまいました。
    我ながら、1年間で自分の意識がここまで変わった事に驚いたのですが・・・。
    それ以来、エックハルトトール氏のyoutube画像などをみていましたが、英語版は英語が分からずに諦めていました。
    そんな時、此方のブログを見つけて、今は飛び上がるような気持ちで一杯です!
    翻訳していただき、ありがとうございます(>_<)
    私事ですが、もうじき3歳になる息子がおります。
    彼は健康体で生まれ、元気に育っていましたが、ある日難病の心臓病を患い、低酸素脳症が起こり、死亡直後の脳に似た状態に陥り、(重度の脳委縮)。普通には歩けませんし、喋れなくなりました。
    それ以来、生きる意味とは、人生とは何だろうと、考えるようになりました。 一時は重度の障害児になった息子と死ぬことも考えました。(歩けないし、喋れない、そんな人生に意味がないと思えたのです。)
    でも、色んな人に出会い、その考えを改めるようになりました。
    エックハルト氏、バシャールはそんな私にとって
    人生を激変させてくれた人々の一人です。
    ちょっと熱く語ってしまいましたが(;^ω^)
    これからもちょくちょく拝見させていただきます。

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  6. SECRET: 0
    PASS:
    ��かやともさん
    はじめまして。
    ご訪問ありがとうございます。
    ニューアースは私も大好きな本で、大切にしていますよ。
    1年でそんなに劇的な変化があったのですね!
    そして とても深く大きな体験をされているのですね。
    ここで翻訳してご紹介している話から
    何か感じていただけることがあれば
    とても嬉しく思います。
    このブログの作業は好きでやっているのですよ。
    心に留めておきたいことや気に入った話を
    私なりの言葉に置き換えて訳してここでシェアできるのは
    本当にありがたいことです(^^)
    コメントありがとうございました!

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