2013/06/20

「あるがまま」でもNOと言う

こちらから訳しました。






<エック>

この質問を書かれた方は

「いまここ」について

ちょっと誤解をされているようですね。

よくありがちな誤解なので

説明しながらお答えしますね。









<質問の手紙>

「いまここ」に目覚めたら

人との接し方が難しくなるのではないかと不安です。




たとえば

子供が危ないことをしていても

「ダメ」と言えなくなって

やりたい放題させたままになるのでしょうか?



「いまここ」に目覚めていながら

同時に何かを問題視するなんて

できるのでしょうか?









<エック>

このご質問では

「いまここ」を誤って解釈しているようですが

よくある誤解ですね。






「いまここ」にいながら物事に対処することと

何かを問題視することは違うんですよ。








たとえば

人や出来事に対して



「こうあるべき」

「こうなってほしい」


という期待や信念を抱いているとき

あなたは「いまここ」にいません。




物事が自分の期待どおりにならないからといって

「いまここ」に抵抗することが

問題視するということなのです。







しかし

「いまここ」で起こっていることに

必要な対処をすることは

問題視することにはならないんですよ。







ですから

この質問自体が誤解から生じているんですね。











たとえば

子供が危険にさらされているようなときは

その瞬間にサッと必要な行動をとりますよね。

それは

「いまここ」の要求に応えているということなのです。









「あるがまま」というのも

まるで

何に対しても拒否しないことかのように

誤った解釈をされていることがあります。








たとえば

子供が高い崖に登っていて落ちそうな状態でも崖っぷち

「すべてはあるがままでOKなのだpo*」と

何もしないことだと笑





そうではありません。





「あるがまま」というのは

外側での言動ではなく

内面の状態のことなのですよ。






子供が道路に飛び出して危ないとき

親がパニックになっていることがありますよねビックリ!





そして

急いで子供のところへやって来て

乱暴につかんだり

時には叩いたり。




大きな声を張り上げて

子供を怒鳴りつける場面も

見かけますよね。






それは

「あるがまま」に抵抗している状態です。





一方

起こっている状況と戦うのではなく

子供を守るために役立つ行動をサッと取るうるとらまん

そういう場合

あなたの内面は「あるがまま」なのです。













たとえ

子供を守りたいという理由であっても

親がパニックに陥ったり

大声で怒鳴ったりすることは

子供の中に

大きな傷を創る原因になってしまいますよ。







子供はとても繊細ですから

肉体的な暴力ではなくても

エネルギー的にはひどく傷付けてしまうんですがっくり






ですから

子供が危険なことをしているときは

「いまここ」に抵抗することなく





まず子供をサッと移動させて

危ないことなのだと冷静に説明するなどふくろう

実際に役立つ行動をとればいいだけなのです。






怒る必要はありませんよね。

怒りは

あなたが「いまここ」にいなくて

内面で抵抗しているという証拠なんですよ。







内面での抵抗がなく

「いまここ」にいるとき





あなたが取る行動は

とても的確で効果的なものになり

業(カルマ)を創りだすこともありません。







あなたが否定的なエネルギーを放出するとカミナリ

そのエネルギーが

自分にとっても周りの人にとっても

苦しみを体験する原因になってしまうのです。






子供のころに

怒鳴られるような経験を何度もすると

自分の子供に対しても

同じことをしてしまうことが多いのですが





でも「いまここ」の力に気付いて

カルマの連鎖を断ち切ってしまえば

そういうことも無くなるんですよ。












ですから



「あるがまま」というのは

何も拒否するべきではないという意味ではありません。





攻撃的になったり挑戦的になったりしないで

ハッキリ「 NO!!」と言っていいのです。

キッパリ拒否していいのです。






そうすることは

何も問題ありません。




「いまここ」と戦っているときの「NO」とは

ぜんぜん違うんですよ。









ジム・キャリー主演の

「イエスマン」という映画をご存知でしょうか。








ジムが演じる主人公は

とてもネガティブな男性で

あらゆることに対して「NO」と言うのです。





ローン担当の銀行員なのですが

お客さんにもいつも

イヤな顔をして貸付を拒否するんですねhua-*





ある日

知人が主人公をカルト団体の集会に連れていくと





そこのリーダーが



「人生で何が起こっても

 すべてにYESと言うべし肉球 モカちゃん



と説いているのです。






最初は真に受けていなかった主人公も

だんだん感化されていき

その後どんなことが起こっても

すべてにYESと言うようになって

やがてドタバタ劇に発展していくという話です笑









これは

「あるがまま」についての本質を

歪めてパロディのようにしたストーリーですね。






「あるがまま」というのは

必ずしも外側への言動としては

全てを承諾するという意味ではありませんからね。









たとえば

違法な薬物の売人に声をかけられて小悪魔ピース

「イッパツどうだい?」などと言われたとき





「『いまここ』を『あるがまま』に受け入れるのだaya」と考えて



「はい、もらいます」と言って買ってしまうとか笑

そういうことではないんですよ。










映画のイエスマンはまさに

そんな感じだったんですけどね。

でもそれは誤った解釈なんですよ。








何らかの状況や人を

「悪」と見なして戦ったりしないで

内面は穏やかに




でもハッキリと キッパリと

拒絶していいのですy’s







お酒に酔っている人が運転しようとしたら

「運転してはいけない。車から降りて。」と

必要なことはハッキリと言えばいいのです。











さっきの映画の話に戻りますね。

ネタバレは控えますが笑

最後のほうで主人公は






必ずしも

何でも拒否しないで承諾したり

誰かの言いなりになる必要はなく




「あるがまま」とは内面のことなのだと

気付くのですうさぎ










さきほどの質問のような誤解は

本当に多いのですよ。






内面で「いまここ」に抵抗していると

思いやりを失ってしまいますが







内面が「あるがまま」であれば





外側で起こる出来事への対処としては

承諾するか拒否するか

状況によっていろいろでOKなのです。

11 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS:
    いつも すばらしい訳で
    シェアをありがとうございます。
    あるがままは
    起こることに対しては
    対応が起こります。
    反応(マインド)では ありませんね。
    っと 感じます。

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  2. SECRET: 0
    PASS:
    外に反応して行動するのと、内側からの自然な欲求、思わず手を差し伸べるというかんじですね。野口整体の野口晴哉さんは、思わず手を差し伸べるそして自分の能力に気づいたといわれています。なんとなくわかります。

    返信削除
  3. SECRET: 0
    PASS:
    野口整体の野口晴哉さんは、関東大震災で、腸チフスで苦しむ人々に対して思わず手を差し伸べ、それで自分の能力に気づいたと言われています。
    助けたいという思いは不変ですね。

    返信削除
  4. SECRET: 0
    PASS:
    ��蓮★ゼロ意識共鳴レビューさん
    そうですね
    反応と対処の違いってよく聞きますね。
    ただ訳しながら感じたのは
    いまここから起こるエゴレスな本能も反応と呼べるし
    逆に対処といってもエゴがめいっぱい介入しているものもあるし
    誰にでもピンとくる言葉ひとことで表現するのは難しいなぁということです(**)
    こういうのは読み終わったら(私は訳し終わったら)
    言葉から離れるのがいいんでしょうね。
    いつもありがとうございます!

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  5. SECRET: 0
    PASS:
    ��greenbirdさん
    コメント2連発まとめてレス失礼します。
    まさに
    反応するのは人間だけじゃなく思考がないものでも起こるということは
    エゴの場合は感情的反応で
    いまここは本能的・生理的反応ということかな?なんて思っていたのですが
    誰かを守ろうとするときの「ありのまま」は
    思わず手を差し伸べるという表現ぴったりですね☆
    ありがとうございます!

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  6. SECRET: 0
    PASS:
    ��Asaminさん
    電車のなかで書いていたので途中で投稿したかしないかわからない状況で二連発、これも必然ですね。
    真の感情の発露のような感じがします。
    ま、どっちゃでもいいですね、選択なしとも言えますね。

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  7. SECRET: 0
    PASS:
    いつもステキなシェアをありがとうございます。
    昨日、正に子供にたいして同じことをしてしまい、ドキッしました。
    そうそう・・・心のなかで、娘にはこうあって欲しいとか、人とはこうあるべきだとか、抵抗で一杯でした。
    娘を傷つけたな~とずっと後悔だらけで、結局自分も傷ついてる。
    子供は怒られたことに納得してないし。苦笑
    内面の抵抗かぁ・・・。
    抵抗が習慣になってるんですよね。
    自分も親におんなじようにされて、イヤだったのになぁ。

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  8. SECRET: 0
    PASS:
    ��greenbirdさん
    二連発そうだったんですね。
    どっちゃでもいいってイイですねー^^
    小難しいことニガテなので
    そういう言葉を聞くとホッとします笑

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  9. SECRET: 0
    PASS:
    ��☆★☆Kei☆★☆さん
    はじめまして!
    コメントありがとうございます。
    こういう話を実生活で活かすとき、子育てほど大きなチャレンジはないんだろうなーと思います。
    人と人が向き合うと大人同士でもいろいろあるのに、子供はまったく奇想天外ですもんね。
    しかも24時間365日、何年も何年も、待ったナシだし。
    私は子育て経験ないのですが、見聞きするだけでも、すごい偉業だと感じます。
    その大変さや喜びは体験者じゃないと決して分からないものでしょうね。
    抵抗が出てしまうことに気付いているだけで大きな変化だし、それはきっと娘さんにとってもすばらしいギフトではないかと私は感じました^^

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  10. SECRET: 0
    PASS:
    ��Asaminさん
    そうですね~。
    子育てに生かそうとすると、本当に難しく感じてしまいます。
    でも、今ふと思ったのですが、『難し~』とか『どうすればいいんだ~』とか、真理(とは言われてるもののまだ知識の段階)と現実との間で混乱するときって、おそらく私の中に『人はこうあるべき』『外側に他人がいる(分離)』と言う、あまりにも慣れ親しみ過ぎてあることすら気付かない観念が、べったりくっついてるんだな~と。
    あと、『娘を守りたい(守ってやらなきゃこの子はダメだ)』と言うのもありますね。
    どっちも意識が完全に外側に向いてる分離の状態ですね(;´▽`A``
    気づきって、言葉じゃなくて感覚なのかな。
    『あの時気づいた感覚を活かそう』と言葉でパックして持ち運んでしまうので、言葉と言葉の間でさまよってしまうと言うか。。。
    Asaminさんや多くのマスターが言われるように、気づいた時点で薄皮がはがれると言うか、もう気づく前の自分とは違っているのかもしれません。
    だから、言葉を持ち出さなくてもいいのかな、と・・・。
    先日のアジャシャンティのお話じゃありませんが、7歳の娘も大人が言ってることがおかしいと言うか、全然納得しきれてない感じの時が多々あります。
    今思えば、自分もそうだったな・・・と。
    多くの子供たちと同じように、大人の方が正しいんだ、と思って成長しちゃいましたけどね(;´▽`A``
    いつもありがとうございます。
    長文失礼いたしましたm(u_u)m

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  11. SECRET: 0
    PASS:
    ��☆★☆Kei☆★☆さん
    慣れ親しみすぎて気付けない観念のことも、
    気付きは言葉じゃなく感覚ということも、
    ほんとそのとおりだな~と感じます。
    「言葉は真実を指し示す道しるべにすぎない」ってよく聞くじゃないですか。
    その場その場で方向だけ参考にして通り過ぎればいいし、
    通り過ぎた後にどっちだったか分からなくなったらまた戻って確かめたりして役立たせればいいけれど、
    道しるべそのものを引っこ抜いて大事に抱えていたら、かえって自分の居場所を見失ってしまうよって。
    この例えがとても腑に落ちています(*^^*)
    自分の体験や感覚がいちばんの師ですからね。
    子供さんから大切なことを気付かされることも本当に多いのでしょうね。
    かけがえのない体験ぜひぜひ楽しんでください☆
    ありがとうございます!

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